猛暑が続く日本で、利用率が上がっている暑さ対策アイテムに「日傘」があります。
遮光率100%の日傘は体感温度を下げる効果があり、商品によっては-18℃を謳う商品も!

より涼しいものを選びたい!
日傘はいつの時代に生まれたのでしょうか?
雨傘は日傘として使えるのでしょうか?
日常の「気になる」を掘り下げていきます!
そもそも日傘は何のために使うの?

日傘は、その名の通り日差しを遮る傘です。
強い太陽光から肌を守り、日焼けや皮膚炎を予防することができます。
また、傘で日陰を作ることで体感温度が下がり、熱中症予防にもなります。
日傘は日差しを遮る目的で作られているので、基本的には雨の日に使うことができません。
ただ、現代では晴雨兼用の傘が多く、少しくらいの雨ならはじいてくれるものがほとんどです。
あまりに強い雨は日傘の生地を通過して雨がぽたぽたと入ってくるので、なるべく日傘と雨傘はわけたほうがいいでしょう。

ゲリラ豪雨にあったとき、日傘の内側がビショビショになっちゃったよ
日傘が生まれたのはいつ頃?
傘の歴史は意外と古く、今から4000年前まで遡ります。
エジプトやペルシャの壁画や彫刻画にその姿が描かれていました。
引用元:らいちゃんの家庭菜園日記
当時の傘は折りたためるようなものではなく、天蓋のような布を張ったものを従者が持つスタイルでした。
画像からも、高貴な方の日よけとしてお付きの人が傘を持っていることが読み取れます。
また、日よけと同時に権力を象徴するアイテムだったとも考えられています。
意外にも、歴史上に初めて現れた傘は雨傘ではなく、「日よけの傘=日傘」だったのですね。

傘が権力の象徴だったのは意外だな
傘が一般的に使われるようになったのは古代ギリシャ時代。
アテナイ(現在のアテナ)の貴婦人たちが、従者に傘を持たせる絵が残っています。
ここでも、日よけとともに権力を誇示するために使われていたと考えられています。
畳める傘(日傘)の普及
13世紀に入ると、イタリアで開閉式の傘(日傘)が開発されました。
傘のフレームにはくじらの骨や木が使われていたんだとか。
その後、スペイン、ポルトガル、フランスなどヨーロッパに広がっていきました。
多くの貴婦人に愛用された傘は、フランスの画家モネなどが絵の題材にするほどでした。
引用元:西洋絵画美術館
ちなみに、モネ自身も屋外で絵を描くときは大きな日傘を持って出かけていたんだとか。
カンヴァスに直接日光があたらないようにするための工夫だったそうです。

絵に残すほどに当時は人気だったんだね
日傘でカットできるもの
ここまで日傘の歴史をご紹介してきましたが、「じゃあ実際何をどれくらいカットしてくれるのか」をみていきましょう。
①紫外線(UV)
日傘でカットできるものに「紫外線(UV)」があります。
紫外線は太陽光線の一つで、肌の老化に大きな影響を与えるとされています。
紫外線には、A波とB波があり、波長が長いほど皮膚の奥に入り込むという性質をしています。
日傘によりこれをカットすることで、日焼けや肌の老化を予防することができるのです。

美肌のためにも日傘を持っていたい!
日傘の中には「UVカット率90%」のものや「UVカット率99.9%」のものなど様々あります。
このカット率の違いはいったい何なのでしょうか?
答えは、コーティングの違いです。
多くの場合、傘生地の裏側にポリウレタンのコーティングを施します。
そしてこのコーティングの厚みや質の違いにより、カット率が変わってきます。
通常のUVカットコーティングでは約90%の紫外線をカットします。
これをどんどん強くすることでUVカット率が高くなっていくんですね。
②可視光線(日光)
もう一つ大事なものとして、太陽光に含まれる「可視光線」のカットがあります。
いわゆる遮光です。
可視光線が強ければ強いほど、暑さを感じます。
これを遮る(遮光)することで、体感温度を下げるというのが最近の日傘の流行りです。
近年は異常な暑さの夏が続いており、屋外での活動に命の危険を感じることもあります。
その際に遮光率の高い日傘を用いることで、少しでも暑さを和らげることができるのです。
ではこの「遮光」とは一体何なのでしょうか?
答えは、UVカットと同様、コーティングです。
UVカットと遮光とで遮る光の種類は異なりますが、コーティング方法は同じです。
コーティングが強ければ強いほど、遮光率があがり涼しくなります。
つまり、より強いコーティングがされている日傘ほど、太陽光から身を守れるのです。

雨傘にはこのコーティングが施されないから、
日傘としては使えないんだね
まとめ
今回は日傘の歴史と効果についてご紹介してきました。
歴史上初めて登場した傘が雨傘ではなく日傘だったことは、プチトリビアとして誰かに話せそうです!
太陽光のカット率がコーティングで変わることも勉強できました。
まだまだ暑い夏を少しでも涼しく健康に過ごすために、ぜひ日傘を利用してみてくださいね。

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